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【GearSwap】Mote-libsの基本的な使い方

GearSwapは着替えを楽に行えるWindowerのアドオンです。

GearSwapのためにWindowerを使っていると言っても過言ではないくらい、GearSwapは超絶便利なアドオンです。

装備セットをすべてGearSwapに定義させられますので、FF11側のマクロから装備を指定せずとも完璧に着替えを行えますし、なによりマクロを簡素化することができます。

キャラクターの状態に応じて、移動速度アップや通常装備へ自動で着替えてくれますので、常に完璧の状態で着替えを行えるようになります。

ただし、GearSwapを使うためにはプログラムしなければいけませんので、プログラムを触ったことがない人にとっては、扱いが少々難しいかもしれません。

しかし、GearSwapを覚える価値はあります。GearSpwaなしの生活が考えられないくらい快適になります。

今回は、初心者でも着替えが行えるようなMote-libsの使い方を説明します。

目次

Mote-libsとは

Mote-libsはGearSwapに付属しているライブラリです。

Mote-libsには便利なライブラリが詰め込まれていますので、特殊なケースを除きプログラムコードを自分で実装する必要がほとんどありません。

GearSwapだけでも快適になるのですが、Mote-libsを使った方がより幸せになれますので、今からGearSwapを始める人は、Mote-libsの利用をお勧めします。

Mote-libsの使い方

Mote-libsの使い方を説明します。

ちょっと難しいかもしれませんけど、頑張って読んでください。

GearSwapのインストール

Mote-libsはGearSwapのライブラリですので、GearSwapをインストールするだけで利用可能です。

インクルード

Mote-libsを使うためには、ジョブ定義ファイルにライブラリをインクルードする必要があります。

インクルードというのは、ライブラリを参照してMote-libsの機能を使えるようにするための処理だと考えてください。

function get_sets()
    mote_include_version = 2    
    include('Mote-Include.lua')
    set_language('japanese')
end

ファイル構成

GearSwapは「Windower\addons\GearSwap」にインストールされています。

Mote-libsは、ジョブロジックを定義したファイルと、キャラクターの装備を定義したファイルで構成されています。

GearSwap/
  └ data/
    ├ BLM.lua(ジョブロジックの定義)
    └ キャラクター名/
       └BLM_gear.lua(キャラクター装備の定義)

キャラクターの装備を定義

キャラクターの装備を定義したファイルというのはFF11で定義している各種装備セットの情報をGearSwapに定義したファイルのことです。

例えば、次のものは黒魔道士のFC装備セットになります。

この装備をGearSwapにエクスポート(gs export)させると次のようなファイルが「Windower\addons\GearSwap\data\export」に出力されます。

sets.exported={
    main={ name="マランスタッフ+1", augments={'Path: A',}},
    sub="エンキストラップ",
    ammo="サピエンスオーブ",
    head={ name="ヴァニヤフード", augments={'MP+50','"Fast Cast"+10','Haste+2%',}},
    body="シャンゴローブ",
    hands={ name="マーリンダスタナ", augments={'"Mag.Atk.Bns."+8','"Fast Cast"+5','CHR+6',}},
    legs={ name="サイクロスラッパ", augments={'MP+80','Mag. Acc.+15','"Fast Cast"+7',}},
    feet={ name="マーリンクラッコー", augments={'"Mag.Atk.Bns."+2','"Fast Cast"+5','AGI+6','Mag. Acc.+14',}},
    neck="オルンミラトルク",
    waist="エンブラサッシュ",
    left_ear="マリグナスピアス",
    right_ear="エンチャンピアス+1",
    left_ring="キシャールリング",
    back={ name="フィフォレケープ+1", augments={'Path: A',}},
}

これをFC装備や待機装備、魔攻装備や魔命装備など命名規則に従って定義したものが、キャラクターの装備を定義したファイルとなります。

命名規則に従って定義することで、Mote-libsが自動的にその装備を選択して着替えてくれる仕組みになっています

例えば先ほどエクスポートしたファイルはFC装備セットですので、次のように名前を定義し直してあげます。

sets.precast.FC={
    main={ name="マランスタッフ+1", augments={'Path: A',}},
    sub="エンキストラップ",
    ammo="サピエンスオーブ",
    head={ name="ヴァニヤフード", augments={'MP+50','"Fast Cast"+10','Haste+2%',}},
    body="シャンゴローブ",
    hands={ name="マーリンダスタナ", augments={'"Mag.Atk.Bns."+8','"Fast Cast"+5','CHR+6',}},
    legs={ name="サイクロスラッパ", augments={'MP+80','Mag. Acc.+15','"Fast Cast"+7',}},
    feet={ name="マーリンクラッコー", augments={'"Mag.Atk.Bns."+2','"Fast Cast"+5','AGI+6','Mag. Acc.+14',}},
    neck="オルンミラトルク",
    waist="エンブラサッシュ",
    left_ear="マリグナスピアス",
    right_ear="エンチャンピアス+1",
    left_ring="キシャールリング",
    back={ name="フィフォレケープ+1", augments={'Path: A',}},
}

名前を「sets.precast.FC」にしてあげることで、Mote-libsが魔法詠唱時にsets.precast.FCの定義を探して、詠唱前に自動で着替えてくれます。

Mote-libsの命名規則

Mote-libsは、処理に応じた定義名を探して、自動で着替えを行ってくれるのが最大の特徴です。

正しく動作させるためには、正しく名前と装備を定義しなければいけません

例えば、先ほどの「sets.precast.FC」ですが、これはprecast処理時にFC装備へ着替える意味を持つ名前です。

この名前を間違えてしまうと、意図した着替えが着替えが行われませんので注意してください。

特殊なケースとしてインパクトやディスペガのように装備を着替えなければ詠唱できない魔法もありますので、その場合、「sets.precast.FC[‘インパクト’]やsets.precast.FC.Impact」として別途FC装備定義を用意する必要があります。

あと、アクションの種類は大きく分けて次のものがあります。

アクション内容
pretarget実行前準備:
楽器の持ち替えやインパクト装備への着替えなど、詠唱前に着替えておかなければいけない事前準備処理
precast実行前処理:
FC装備やWS装備、アビリティ効果アップ装備などの着替え
midcast実行中処理:
魔攻や魔名など魔法効果アップ装備への着替え
aftercastあまり使いません

アクションに応じた定義名でセットしてください。

各アクションに応じた装備セットを用意するだけで、Mote-libsがアクションと定義に応じた名前で自動的に着替えを行ってくれるようになります。

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ジョブロジック

ジョブロジックというのは、ジョブ固有の振る舞いを定義したファイルのことです。

先ほどまでの話であるように、基本的にはキャラクターの装備を定義したファイルの内容で着替えを行ってくれますが、それ以外に特殊な制御を行いたい場合はジョブロジックとして定義する必要があります。

例えば、黒魔道士の場合だとこんな感じで、こんな時どうすると言ったような処理を定義したものです。

  • 天候や陣に応じた属性帯に着替えたい
  • マナウォール中はマナウォール効果アップ装備を外したくない

他には、楽器の着替えや、特定の魔法やアビリティの時だけこうしたい的な感じの処理を実装します。

こだわりの部分を定義すると言ったイメージです。

何も実装する必要がないのから、とりあえず次のジョブロジックファイルでも大丈夫です。

function get_sets()
    mote_include_version = 2    
    include('Mote-Include.lua')
    set_language('japanese')
end

GearSwapのコマンド

GearSwapは、該当するジョブファイルの定義に基づき処理が実行されています。

FF11から装備をエクスポートした内容をGearSwapファイルに反映させて、リロードして使えるようになります。

GearSwapで使えるコマンドの一覧は次の通りです。

コマンド内容使用例
//gs cカスタムコマンドを実行する場合に使います。//gs c lockstyleset
//gs equip 装備セット定義名装備セットに着替えます。
友達に装備を見せる場合など、たまに使います
//gs c sets.precast.FC
//gs equip naked装備中の装備をすべて外します。
ソーティのお題などで使います。
//gs debugmode着替えに失敗した場合などの調査に使います。
//gs showswaps実際に着替えた内容をログで表示させます。
//gs reloadGearSwapをリロードして、編集したないようを反映させます。
//gs export装備中の装備をファイルに出力します。GearSwapの装備セットにそのまま貼り付けられます。
//gs enable <部位>指定した部位の着替えを行うようにするフラグです。
1部位、すべての部位を指定可能です。
disableフラグを解除するために使います。
//gs enable main
//gs enable all
//gs disable <部位>指定した部位の着替えを行わないようするフラグです。
ダイバーなどで強化する部位を着替えたくない場合に使用します。
1部位、すべての部位を指定可能です。
//gs disable main
//gs disable all

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 有難うございます。
    〇〇〇.luaと〇〇〇_gear.luaがありますが、この部分はどちらに入れるのでしょう?
    function get_sets()
    include(‘Mote-Include.lua’)
    end

    宜しくお願い致します

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